あなたはアリ? それともキリギリス?
アマゾンオーディブルで聴いた『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』。
書名の「ゼロで死ね」というメッセージがこの本のすべてを物語っていて、逆にいったい中には何が書いてあるの?と興味を持った。
内容は、資産ゼロで死ぬためにどうお金や時間を使うかを延々説得するものだった。
そこに印象的な話があった。有名な「アリとキリギリス」の話だ。
この教訓は「働かざるもの食うべからず」「勤勉たれ」というものだけど、本の著者はこう問いかけるのだ。
「じゃあ、アリはいつ遊ぶの?」
と。アリはどんなときも働きづめだ。働いて働いて定年になったら遊ぼうと思っていたら、その頃には体力・気力は落ち、健康を害しているかもしれない。
一番やりたいと思ったときに先延ばしせずやりたいことをやろう、と繰り返し訴えている。本当にそうだよね。
私の今、全力でやりたいことは?
ひとつある。ひとつやっている。全力投球しているし、お金も時間も使いすぎてるけど、楽しくて充足感がある。今やるべきもので、10年後にやっても遅いもの。
それは子育て。
子どもがいるならあたりまえじゃん?と思うかもしれないけど、しいて言うならこれ。やりたいことが遊びとか趣味とか旅行とは限らないのだ。
「アリとキリギリス」の例にもあったけど、アリが正しい、キリギリスが正しいではなく、「働きすぎてもダメ、遊びすぎてもダメ、バランスが大事だよね」ということなのだ。
私はアリが正しいと思っていた。働くことは好きだし、今はそういう時期だと思っていた。でも、もっとキリギリスになろう。
今できること、今しかできないことを全力でやろう。今を楽しもう。