フリーランスママdays

フリーライター&中学生ママの日々の悩みと小さな幸せ

マイナス感情はプラスの表現で伝える

たとえば子どもと芸能人の話題をしているとき、ちょっとマイナスな情報を入れ込んだりすると、とたんにムッとされる。「せっかく楽しい話をしていたのに」というわけだ。

悪口、皮肉、批判の類は、同じノリの人同士では楽しい遊びになる。そしてエスカレートしていき、罪悪感を感じなくなる。

ところが、あるとき、子どもに指摘されたり、場の空気が変わるのを感じたりして、ハッと気づかされる。言霊というように、やはりマイナスの言葉はマイナスのエネルギーをもたらしてしまうのだ。

じゃあいつもポジティブな感情で、プラスの表現を使えばいいのか、といえばそうもいかない。政治はいつだって国民感情を逆なでするし、学校はいまだ昭和のやり方を引きずっているし、子育ては途方に暮れる瞬間だらけだ。

じゃあどうするか。

悪口、皮肉、批判の類は、言うべき時と場合を選ばなければならない。そして、時と場合をみつけたら、表現を工夫しなければならないのだ。考えられる手法は以下のとおり。

1.前置きをつける。「これ以上我慢できないので吐き出させてもらうと」とか「イヤな気持ちになったら申し訳ないが」といった断りを入れてから、盛大に吐き出す。

2.ユーモアでくるむ。こんな表現をしている人がいた。「開いた口がふさがらない。誰か私の口を閉じて」と。私はこの練習が足りていない。

3.とらえ方をプラスにする。いい加減な人→おおらかな人、頭の固い人→決して曲げないポリシーのある人、のように。

こんなところだろうか。表現ひとつで、自分の真意が伝わったり伝わらなかったりする。マイナス感情とプラス表現のセンサーをビンビン働かせ、「いい湯加減」に着地したい。