育ちのよさそうな人だと思ったら
育ちのよさそうな人だと思っていたら、そうじゃなかった。ってとんでもなく失礼な言い方だけど、悪口じゃないの、ちょっと聞いて。
ボイシーの大好きなパーソナリティである佐々木俊尚さんの放送を聴いて驚いた。
上品で知的であたたかくて、考え方の方向性がいい人だなっていつも思ってた佐々木さん。ガツガツしてない感じに育ちのよさがにじみ出てるなって思ってたの。
そうしたら、初めて生い立ちについて触れてたんだけど、出てくるワードが貧困家庭、借金、暴力、夜逃げ、などなど。
いつものダンディボイスでさらっと話されるので、耳を疑ったわよ。なおかつ「何も持っていないからプラスしていくばかりの人生だ」と、締めもすばらしい。
実際のところ、私なんかにゃ想像できないことがいっぱいあったろうし、苦労は大きかったと思う。
でもその生い立ちすらも彼の魅力や厚みになっていると不躾ながら感じてしまった。特にジャーナリストという職業において、なんと強い武器を持っているのだろうか。「いろいろな視点を持つ」ことこそ最強の武器だろうから。
これからもますます佐々木さんから耳が離せない。