占いは信じてないけど癒される
とあるオフ会にて。
占い師であり、占いのオンラインサロンを主催している女性に会った。
歩くパワースポットと紹介されていたように、人を釘づけにする会話力とオーラがあった。
実のところ、占いの類はあまり信じていない。目に見えないものでも、たとえば神様の存在とか心理学とか哲学とか、そういう類は好きなのだが、占いとなると一歩引いてしまう。
だって名前や生年月日や手相でなぜ運命が決まってしまうの? 能力や体力は遺伝的なものだし、人格は生育環境によって半分くらい育まれるし、人生は時の運やご縁によって左右されるでしょ、というのが私の考え方。
でもね、その占い師の方とお話しして、とにかく癒されたし元気づけられた。私の名前や生年月日を伝えると、いい言葉しか返ってこなかったのだ。
20代の頃、占い本の著者に「あなたは人をサポートする人生。縁の下の力持ち」と言われたことがあると伝えたら、彼女は「そんなことない。あなたは主役になって輝ける。勉強家で仕事ができる」と力強く言ってくれたのだ。
そこで気づいた。
占いを信じていないと言いながら、昔、著者に言われたことを鵜呑みにして「まあ私はサポートタイプだからな」となんとなく思っていなかったか。それで前に出る機会を逃したことはなかったか。
占いはその真偽を問う!みたいなものでなく、自分の長所や特技を知り、それを生かすために楽しくつきあっていけばいいのでは、と思ったのだ。
そうじゃない?