フリーランスママdays

フリーライター&中学生ママの日々の悩みと小さな幸せ

小さな「やっちゃったー」を通して成長していく

私立中に通う長女。このところ新しいスポーツを始めたくなって、体験レッスンにいくつか参加している。

先日、あるスポーツで小学6年生くらいの子と一緒になり、話のきっかけとして、

「どこの小学校?」

と聞いたという。その子は

「私立」

とだけ答えて、話を打ち切ってしまったという。そっけない態度に傷つくほどではなかったが、いい気持ちはしなかったと言っていた。

そして今日、別のスポーツの体験レッスンに参加した。

そのスポーツは区立中学の体育館を借りて練習している。

その中学の用務員さんと話をしたとき、

「どこの中学に通ってるの?」

と聞かれたという。すると娘は

「私立なんです」

とひと言だけ答えて、学校名までは言わなかったそうだ。

私はその場にいなかったのだが、私のところに来るや、娘が言った。

「せっかく話のきっかけを作ってくれたのに、この間の小学生と同じようなことをしてしまった」

自分のしたことを悔やんでいた。

自分が苦い経験をしたからこそ、相手の身になって考えることができたのだろう。

こんなふうに自分の言動を省みる姿に、大きな成長を感じた。

こうした小さな瞬間が宝物のようにかけがえがなく、何度もとり出して眺めたい気持ちさせてくれる。