フリーランスママdays

フリーライター&中学生ママの日々の悩みと小さな幸せ

仕事とプライベートが溶け合う働き方

プロってなんだろうと考えることがある。

その仕事・その役目に徹すること? 

プライベートを持ち込まないこと?

じゃない気がする。

時給をもらうバイトなら、そういう働き方でもいい。

でも本気でこの仕事をやっていきたいという仕事なら、仕事は自分自身であり人生である、といった働き方をしたい。

そのほうが楽しいと思うから。

最近、そういう働き方をしている人に出会った。その人は中学教師だ。

その人はかつて、教師の仕事とプライベートときっぱり分けた働き方をしていたそうだ。お子さんに障害があったのだが、それを同僚にも生徒にもカンペキに隠していたという。

その数年間は、先生として人前でしゃべっていても、何か自分の言葉が薄っぺらく、嘘っぽく感じたのだとか。

そこで人生をさらけだす働き方にシフトしたそうだ。自分の弱さや失敗を包み隠さず打ち明け、悩んでいる子どもや親に寄り添い共に悩む、そういう先生になった。

今、その人が語る言葉には、魂の叫びが感じられる。そういう言葉に出会うと、ああ生きるのっていいなと思えてくる。

そして、そんな言葉を発する先生に出会えたら、子どもたちは幸せだ。

私の仕事は書くことだ。書くことは、文章術や文法の勉強を積んだところで、人の心を動かせるわけじゃない。

書くことは、生きることだ。どんな言葉を選ぶか、どう自分の感じたことを表現するか、どう考察していくか。

それはすべて私がどう生きるかにかかっている。

真実の言葉を紡ぎだせたら、もしかしたら誰かの心の琴線に触れることができるかもしれない。誰かが、ああ生きるのっていいなと思えるかもしれない。

私はそんなライターに、そんな人になりたいのだ。