フリーランスママdays

フリーライター&中学生ママの日々の悩みと小さな幸せ

オーディブルは小説のほうが向いている

ビジネス書や実用書より、小説のほうがオーディブル向きではないかと思う。

ビジネス書は、言ってみれば名言の宝庫。何度も味わって頭に叩き込みたいところで、耳からだと言葉が流れていってしまう。マーカーを引いたりドッグイヤーしたりすることもできない。表や図も確認することができない。

小説がオーディブルに向いているのは、ただただ物語に身をまかせていればいいからだ。家事をしながら、頭の中は小説世界にトリップできちゃう。

コロナの流行が始まった頃、『首都感染』(高嶋哲夫)を聴いた。

感染症の怖さ、医療現場のひっ迫感、政府の動きを前もってシミュレーションでき、またとないタイミングで読めたことに感謝した。

同時に、小説に出てくる総理大臣があまりに頼もしくて、ああ現実はこうはいかないか…と落胆もしたけれど。

今思うと、2010年に書かれた本なのに、未来を見てきたかのようなコロナ禍とのシンクロ率だ。

もう一度読んで(聴いて)、答え合わせをしてみたい気分である。