フリーランスママdays

フリーライター&中学生ママの日々の悩みと小さな幸せ

その時、動けるか。瞬発力を磨いておくために

瞬発力を発揮しなきゃならない時がある。

私たち人間は動物だ。敵から身を守るとき、野生の勘を働かせ、動けるか動けないかで運命は決まる。

私は子どもが1歳~5歳のとき、外国で子育てをした。

ベビーカーを押しながら、もしも万一、前から誰かが襲いかかってきたら、すぐに飛び出せるようにといつも気を張っていた。何度もシミュレーションしながら歩いていたくらいだ。

(とはいえ、治安のいい国や地域だったし、むしろ日本よりも子ども好きの人に囲まれていたので、外国での子育てはいい思い出しかない)

この動物的瞬発力は、日本で暮らしていてなかなか発揮することはない。ただ社会を営んでいく人間として「機を逃さない」という意味での瞬発力はおおいに必要だ。

それはビジネスチャンスという大それたものじゃない。

たとえば、道ですれちがった人が転んだとき、すぐに声をかけられるか。

公共の乗り物で高齢者が乗ってきたとき、すぐに立って席をゆずれるか。

お店でいいサービスをしてもらったとき、すぐに「ありがとう」と言えるか。

こういったことは、「その時、その場」が肝心だ。その一瞬を逃してしまったら、もう二度とチャンスは訪れない。

命には関わらなくても、それを素通りしてしまうと後悔するだろうな、という類のことが日常にはあふれている。

こうした瞬発力を日頃から起動させておくことで、大きなビジネスチャンスや、かけがえのない人との出会いにも敏感に、何らかの行動を起こせるはずなのだ。

何事もいつまでも悩んでいられないし、待ってくれないからね。