お小遣いも門限もない中学生の遊び方
私立中に通う子どもは何かと忙しい。
ショッピングだ、カフェだ、遊園地だ、としょっちゅう友達と約束しては出かけていく。
私立中って、ちょっとそこらで遊ぶってことができない。東京の西と東くらい家が離れていることもフツーで、待ち合わせだけで大移動だ。
で、お金がかかる。せっかく会ったなら夕食を食べたいとかイルミネーションを見たいとか言う。で、帰りが遅くなる。
わが家はお小遣いも門限も設けていない。
お金は使うときに渡す、が基本。子どもには私の収入も公開してるし、稼ぐことの大変さは言葉や態度で伝えている。そのうえで、お金で行動を制限したくないとも思っている。
門限については感覚に頼っている。塾なら9時でもOKだが、遊びで9時は遅い気がする。夏と冬でも違うし、行く場所にもよる。
パキッとルールを決めたほうがいいのか、正直よくわからない。
ただ私自身、ルールがあまり好きではないのだ。
何事も制限や禁止をされると、それを破りたいという欲求が生まれる。学校の校則なんて反発心しか呼ばない。
またルールを作ると、親子の諍いのもとにもなる。ただでさえ揉めがちなこの時期に、これ以上のきっかけを作りたくない。
ルールで縛ることは「あなたを信じていませんよ」の表明でもある。
お小遣い制にするなら、何に使うかは自由ってことにしなければ信頼関係は保てない。私は何に使うかは把握しておきたいのだ。
門限も同じで、たとえちょっと遅くなったとしても、どこにいるかを正直に言える関係でいたいのだ。
だから、子どもを信じるし、応援する。
お金と時間の使い方はそのつど話し合う。
このスタンスで行く。